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書籍名 株式投資に活かす適時開示
−伸びる会社はこれでわかる−
著者 鈴木 広樹
定価 \1,870 (本体\1,700+税10%)
発行年月日 2007/10/10
サイズ A5判・183頁 
書籍Nom. ISBN 978-4-7658-3007-2


ジャパニーズインベスターで紹介されました

読売新聞(2007年12月25日)で紹介されました。

雑誌ネットマネー3月号(2008年)で紹介されました。
雑誌あるじゃん3月号(2008年)で紹介されました。
株式投資に活かす適時開示・鈴木広樹

適時開示とは何か?
世の中で一番早くて全上場会社の公式情報それが適時開示です。
業績・合併・不祥事などなど株価に影響のある重要情報は東証適時開示情報閲覧サービスなどで確認できます。
情報満載だからこそ賢い投資家は当然使っています。
この本は、こうした適時開示とは何かから、それをどのように読めばいいのか、そこから良い会社をどのように判断すれば良いかを解説した適時開示の入門書(手引書)です。
会社の動きをキャッチし、投資判断することが投資の正攻法です。

本書は、株式投資を行われる方を対象として、ディスクロージャー、その中でも特に適時開示(タイムリー・ディスクロージャー)の読み方を説明し、適切な投資判断が行えるようにしたものです。

世の中には様々な株式投資の方法が存在しますが、ディスクロージャーに基づく株式投資こそ正攻法だと思います。
会社の内容を把握して、成長可能性が高いと思われる会社の株式に投資するのが確実なはずであり、会社の内容を把握するための拠り所となるものがディスクロージャーだからです。

ディスクロージャーは会社のほぼ全ての内容を正確に伝えてくれるものです。
そして、さらに適時開示は最も早く会社の動きを伝えてくれるものです。
本書は、成長可能性が高い会社を見分けるためにディスクロージャーをどのように読めばいいのかを説明しています。

ディスクロージャーに基づいて株式投資を行われている方は、現在のところあまり多くはないようです。
より多くの方が、ディスクロージャーを読んで、成長可能性が高いと思われる会社の株式に投資するようになれば、日本の株式市場そして経済は、現在よりも一層健全なものになるのではないかと思います。本書がそのきっかけになることを祈っています。

(「はじめに」より抜粋)



はじめに

第1章 伸びる会社はディスクロージャーでわかる
1 なぜディスクロージャーで伸びる会社がわかるのか?
ディスクロージャーとは?
ディスクロージャーと会社の成長
新興企業市場
2 有価証券報告書とは?
有価証券報告書とは?
有価証券報告書の構成
四半期報告書
3 適時開示(タイムリー・ディスクロージャー)とは?
適時開示(タイムリー・ディスクロージャー)とは?
決算情報
決算短信の構成
中間決算情報と四半期決算情報
決定事実・発生事実とは?
決定事実・発生事実に関する開示の構成
業績への影響
会社の機関
4 ディスクロージャーはどこで見るか?
有価証券報告書はどこで見るか?
適時開示(タイムリー・ディスクロージャー)はどこで見るか
マスコミが先に報道したら?
必ず会社による開示を確認
インサイダー取引
5 伸びる会社のディスクロージャーの特徴
能力が高い会社のディスクロージャー
性格が良い会社のディスクロージャー
IR(インベスター・リレーションズ)

第2章 決定事実と発生事実の読み方
1 会社の活動の流れ
会社の活動の流れ
資金が流れれば会社は成長

2 お金を集める(資金調達)
会社の活動の基本
資金調達と投資の決定順序
株式発行の種類

3 お金を使う(投資)
会社の成長につながる投資
リスクを避けるために
必ず残るリスク
様々な投資
包括条項(バスケット条項)

4 M&A
M&Aも投資
子会社化
株式交換
合併
交換してもらえる株式の数
投資ではない株式交換と合併
株式移転
事業譲受けと会社分割
業務提携
キャッシュ・アウト・マージャー(現金合併)

5 ムダをなくす(選択と集中)
利益と損失
投資を抑える
投資と逆の活動
溜まった損失を処理
TOB(Take Over Bid :公開買付け)

6 損害の発生
損害とは?
損害はマイナスか?
子会社と関連会社

7 株主への配当
配当はプラスか?
配当にまわせる資金
自己株式の取得
分配可能額

8 潜在株式とは?
潜在株式とは?
ストック・オプションを与えられた者の損得
ストック・オプションはプラスか?
新株予約券付社債
種類株式

9 会社を動かすのは誰か?
会社を動かすのは誰か?
親会社
自社を関連会社とする会社
主要株主と大株主
筆頭株主
代表取締役
大量保有報告書

10 株価を直接変える
株価に直接影響を与える重要事実
自己株式の取得
自己株式の処分
株価の変化は一時的
株式分割
軽微基準

11 上場廃止になったら
株主が損をしない上場廃止
株主が損をする上場廃止
上場廃止の兆し
能力と性格の問題により上場廃止になった例
公認会計士等の異動


第3章 決算情報の読み方
1 会社の数字の意味
会社の活動と数字
経営成績
売上高・売上原価・販売費及び一般管理費
営業外収益と営業外費用
特別利益と特別損失
会社はどれだけ成長したか?
少数株主損益
重視すべき利益は?
財政状態
負債と純資産
流動と固定
利益剰余金
自己株式
新株予約権
少数株主持分
キャッシュ・フローの状況
複式簿記

2 会社の数字を読む
会社の数字を読むための道具
対前期増減率
1株当たり当期純利益
潜在株式調整後1 株当たり当期純利益
自己資本当期純利益率(ROE
総資産経常利益率
売上高営業利益率
自己資本比率
1株当たり純資産
配当性向と純資産配当率
数字が生み出された背景

3 注意が必要な数字
現金及び預金
売掛金
棚卸資産
流動負債
株主資本
のれん
繰延資産
繰延税金資産

4 業績予想は参考になるか?
業績予想は参考になるか?
規模による違い
業種による違い
考え方による違い
業績予想の多くは控えめな内容
予想はあくまでも予想
継続企業の前提(ゴーイング・コンサーン)


第4章 有価証券報告書の読み方
1 会社の姿をとらえる
会社の姿をとらえる
何をしている会社か?
会社の歴史
会社にいる人たち
会社にある物
コーポレート・ガバナンスと内部統制

2 会社の弱点(リスク)
会社の弱点(リスク)
事業そのものにリスクが
数字が大きく変動する
依存度が高い
投資がムダになってしまうかもしれない
特有の取引慣行
特有の法的規制又は自主規制等
訴訟リスク
会社関係者との間で
ベンチャー企業に多いリスク
リスクを認識している会社が本当に強い会社
買収防衛策

3 適時開示(タイムリー・ディスクロージャー)と有価証券報告書
読む目的
適時開示(タイムリー・ディスクロージャー)を読む前に
会社を本当に理解するために

巻末資料
1.重要事実の開示基準
2.有価証券報告書の記載内容



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